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西方寺について

住職日記

2022年8月27日

2022年8月14日夕刻 涼しい風が吹く中、愛しき人を思い出し、報恩感謝の中、今の自分を見つめる燈火会が開催されました。

コロナ禍の中、十分な予防措置をしながら、大勢の皆様がお参りに来られました。

有難うございました。

納骨堂の竹林参道には約300個の燈火が灯され、愛しき人を偲ぶものとなりました。

本堂内では初盆のご家族のみが着席され、一般の方は境内の椅子にて共にお参りしてもらう、お盆法要がお勤めされました。

後半の部では アメリカ人シエーンさんによる厳かな哀愁の音色の尺八のメロディーが静かに流れ、愛しき人を偲ぶことができました。

今回参加できず、燈火を寄贈していただいた皆さんの燈火の灯も納骨堂や本堂の周りに置かせていただきました。

本堂の正面には極楽から来迎するという、西方寺の宝仏屏風を置かせていただきました。

この恵まれた命、不安定なこの時世、今一度、この私の命の尊さに気づきたいものです。

合掌    南無阿弥陀仏


8月 広島・長崎原爆の日、終戦記念日

日本人にとって忘れられない日である。

今ほど平和を望む時はない。

誰しもが平和を希求し、戦争反対を叫ぶ。

しかし、戦争反対を叫ぶが過去の歴史を振り返れば知らない間に戦争に進んでいった。今、私たちの周りでは平和を望みながらも、一部 戦争の危険性の方向へ進んでいるのではないだろうか。しっかりと平和を理解し、戦争への道を進まないように社会を見つめなくてないけない。

香芝の戦争展に前住職(父)のウクライナ抑留の関係資料が展示されました。

8月だけではなく、常に私たちの周りをしっかりと見つめ、反戦・平和の意識を高めることが大事です。

 


2022年7月14日

梅雨のような雨の中、今年も前住職が育ててきた白蓮・紅蓮が開花しました。

4月初めに蓮の株分けをし、新しい土をいれ、蓮がようやく咲きました。

昨年より約10日あまり遅いです。

一鉢、一鉢の蓮は父が育てた蓮が毎年、きれいな華を咲かせています。

約80年余り、蓮の命が繋がっています。

早朝に蕾から花が咲き、午後には閉じます。2日目、華が咲きます。

昨日よりは大きい華が開きます。午後に閉じて蕾のようになります。

3日目また昨日より大きく華が開きます。午後に閉じます。

4日目閉じていた花が大きく咲きます。しかし、午後、その花が閉じることがなく

花弁が散っていくます。

蓮の華の命は約4日です。きれいに閉じることなく花弁が散っていきます。

そのあとに 蓮の種子が残ります。

華が散った後も、毎日 水が枯れないように鉢に水を入れていきます。

そして、また、来年の春に株分けをして、新しい蓮の華の開花を待ちます。

御浄土を再現している蓮の華。泥水の水の中だからこそ、きれいな花が咲くと言われています。

欲にまみれた世の中にいる私、欲を捨て去るさることができない私。

だからこそ、阿弥陀様のお救いの中にいる私。

今年もきれいな華を咲かせてくれてありがとう。

蓮の華の中にこそ、亡くなった父・母・祖父・祖母・ご縁の方の思いがあるように思います

南無阿弥陀仏 合掌