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西方寺について

住職日記

2021年9月1日

8月14日 燈火会は雨のため燈火の点火は中止しました。

8月28日に再度 役員の皆様によりお勤め後に納骨堂参道に燈火を点火しました。

亡き人偲ぶ燈火、数多くの燈火が竹林の参道に並びました。

夏の終わり、ほのかな明かりに照らされて蝋燭の光が輝いていました。

それぞれの思いがいつまでも明りの中に包まれていることを願っていました。


2021年9月1日

8月14日 夕方 お盆法要として燈火会をお勤めいたしました。

新型コロナ感染の拡大と大雨が予想されるなか、例年とは異なり規模を縮小して実施しました。本堂での弦楽演奏は中止しました。しかし、多くの皆様のご寄進による燈火が本堂に集まりました。8月28日に再度、お勤めの後、燈火に火が灯されました。

14日は数十年ぶりに阿弥陀来迎屏風が本堂に飾られ、愛しき亡くなった人を偲びました。私の命が過去から多くの命に繋がり、また今も生かされていることに感謝です。


2021年7月10日

境内の菩提樹、梅雨の雨が降りしきる中、午後8時、

今年もセミの幼虫からの羽化が始まりました。

毎年 約50匹の羽化が行われ、成虫として飛び立っていきます。

夏の間に枯れ木に産卵、1年後に地上に降りて土を掘って潜り込みます。

アブラゼミやクマゼミは土のなかでは3~5年過ごします。

セミの幼虫から成虫への羽化、1週間の命

セミの幼虫は土の中で捕食者によって食べられたり、地上に出てきても

鳥に食べられたりします。

成虫になることはできるのは地中にいる幼虫のごくわずかです。

土の中での世界、羽化してもセミの成虫になることができるのはごくわずか、

幸運はセミの個体、成虫です。

セミの声、精一杯の声を出して生きています。

セミの尊い命です。