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西方寺について

住職日記

2025年7月11日

せみの羽化

猛暑の中、夕方19:30分 菩提樹の幹を見ると、セミの幼虫の羽化が始まっていました。毎年約50数匹の セミの羽化があります。

それは約50個の穴が菩提樹の周りに空いています。

今年ようやく始まりました。数年間 土の中で生育してようやく地面からこのように出てきました。夕方の涼しくなった時間に乾ききった地面から出てき、木に登り、羽化が始まります。

幼虫から成虫になるまで、約1時間30分ぐらいかかります。神秘的なセミの誕生の瞬間です。 刻々とセミの幼虫から出て、成虫になる様子。

最後にきれいな羽を持ったクマゼミとなります。でもセミの命はわずか1週間だと言われています。しかし、それまで土の中で数年間過ごしています。

僅かの命、セミはわずかの命にかかわらず、精一杯に鳴いています。

その声にセミの命の尊さを感じます。今私のこの世に出て、生きている。

その証として精一杯に鳴いているのかもしれません

人の命もそれぞれ精一杯生きていますね。