99歳のお母さんの葬儀を西方寺の本堂にて行いました。
ご長男さん夫婦によって自宅で介護されていました。
数年前から寝たっきりとなり、お食事のお世話から、日常すべてのことをご夫婦によってすべて介護されました。
当日も朝、奥さんのお世話中に様子がおかしくなり、ご主人も傍にて見守られながら、静かに・穏やかに亡くなられたそうです。
お母さんのご主人もお寺にて葬儀をしたため、私もお寺での葬儀を希望されていました。
法名は「釋刹壽」{刹とはお寺の意味・阿弥陀様の智慧と慈悲に恵まれてお浄土に生まれる}
家族のみによる少人数の葬儀でしたが、ゆったりとして、お母さんを静かに心穏やかに送る葬儀でした。
最後のお別れにて長男さんの奥さんは「長い間、ありがとうございました。」涙を流しながら、感謝のお気持ちを亡き義母に伝えておられました。
お母さんに対する介護は大変なご苦労があったと思います。お割れの言葉は心に残る言葉でした。
最近は病院にて亡くなる人が多いですが、自宅で息子夫婦に見守れてお浄土に還って行かれた。最後は幸せな人生を送られたのではないでしょうか。
お寺での葬儀。み仏の光に包まれた本堂。み仏に抱かれたお母さん。