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西方寺について

住職日記

2025年3月22日

太陽がま東より昇り、ま西に沈むこの日、中国の善導大師は遙か西、太陽が沈むところに

仏国土があると示され、先に往生された人々をしのび、尊き命に感謝する法要が営まれてまいりました。西方寺でも永代納骨堂、永代供養墓に納骨されている人々の法要を行いました。昨年よりお参りの方が増え、本堂いっぱいの状態でした。

お勤め・ご法話をおこないました。天保13年本願寺より下付された第19代門主 本如上人の書像が発見され、きれいに表装されたことを皆様にお伝えしました。

天保期 大飢饉により百姓一揆や米屋打ちこわしの中、近隣の人々に炊き出しを行ったり、本山に多額の寄付を行った活動により 本願寺より下付されたものです。

西方寺の過去の業績にふれました。

昨年はこの彼岸が終了してから、富山へ1週間の入院治療にいきました。

3年前の前立腺がんの再発から、先端治療を受けに不安の中、富山へ。その結果、現在は元気に回復しています。人生それぞれ先はわからない時間の中で生活しています。

本当に今、生かされていることを喜ばないといけないと思います。しかし、煩悩にさいなまれた私はなかなか、そのように理解できないのが現実です。だから、機会あるごとに仏教のお話を聞くことが大切だと言われています。浄土真宗だはこれをお聴聞と呼んでいます。

境内の赤い椿がきれいに咲き始めました。

春とは何でしょう。きれいな花を咲かせる不思議な力。それが春なんでしょう。

 


14年前、私が教員生活を終える3月11日 明日の高校入試選抜試験の準備中に発生した。

テレビの映像から大津波が岸、町に押し寄せていく異常な状況が映し出されていた。

多くの尊い人命が失われ、今もその大きな被害が残っている。

私は数年後、仙台から被災地を訪ねた。現地の状況や被災された人々の声を聞いて、

辛く、苦しい思いをした。今もその思いが蘇ってくる。

 

朝日新聞の夕刊より

苦しくても 傷ついても 希望が 愛があると信じて

「 苦しくても傷ついても

あの日を生きたかった命を どうか大切にしてほしい

生きたくとも生きられなかった命があるのだから

そうかもしれないけれど 率直には受け入れられずに

生きてしまったことを悔やみ続けている

自然が惠みと災いをもたらすように

人間も慈悲深さと残酷さの二面があります

国内外を問わず、多くの支援には感謝しかありません

けれども、人間の恐ろしさを感じたのも確かです

死んでいい人間なんていない

本当にそういう世の中だったら

希望とか 愛とか きっと信じられるんだと思う

生きていていいんだよ

心が ぎゅーと締め付けられるんだ

生きてください 」

石巻市学芸員 高橋広子さんが自らの体験や被災者の証言にて書き上げた詩

津波やその後の火災の痕跡を残す唯一の震災遺構、

石巻市の「門脇小学校」に展示されています

 

震災で生き延び、苦しみ続ける。苦しみの先に希望を見出す。

そんな被災者が抱える複雑な気持ちを知ってほしい。考える余白を残し、

作品と対話ができる展示へ。障害のある人のこと、原発事故があった福島のこと、

親を亡くした子供たちのこと。問いかけながら言葉をつむいだ。

あの日、生き残ったことで、苦しみ続ける人がいる。

中には自らの命を絶った人もいる。それでも、あなたの存在に生きる意味を見出せる

ひとがいることを知ってほしい。

「生きてください」この言葉を伝えたい。

2025年3月11日 朝日新聞 夕刊より抜粋

 

 


2025年2月14日

2月10日 一年で一番厳しい季節、全国各地は大雪に覆われています。

両親・及び家族に祝福されながらこの世に誕生。

今年で〇〇年 多くの皆様のお陰により生かされている自分です。

ありがとうございます。感謝の気持ちです。

一番に伝えたい父・母は仏光となって私を見守っていることでしょう。

お祝いのメッセージ・ケーキ・お花・ビデオメッセージ ありがとうございました。

 

知人からのお祝いのメッセージを掲載いたします。

「 2月10日のお誕生日おめでとうございます。

旧暦では、1年の始まりとされていた2月。2月4日前後の「立春」がその日にあたります。

そのため、立春の前日を「季節を分ける日」という意味の「節分」と称し、

豆まきをして1年の穢れを払い清める風習が生まれました。

 

豆は「魔を滅する(まめ)」に通じ、無病息災を祈る意味があります。

また、まいた豆から芽が出ると縁起が悪いと考えられていたため、

いった大豆を枡へ入れ、神棚にお供えしてから使います。

 

一般的に、一家の主人が年男(女)が豆をまくものとされています。

豆まきの後は年の数だけ豆を食べると病気にならず、健康でいられると言われています。

年の数だけ食べられない場合は、

飲めば食べるのと同じだけご利益があるといわれている「福茶」いただきます。

福豆3粒に梅干しと塩昆布を加えて、お湯を注げば出来上がり。

年の数の福豆にお茶を注いで飲む場合もあります。

 

あなたが生まれた2月は、春が始まる月。

人々がさまざまな形で春を迎える準備をする特別な月なのですね。

今年も、素晴らしい、そして特別なお誕生日を、

お健やかに、そして楽しくお過ごしくださいませ、心からご祝福申しあげます。」

 

お祝いのメッセージありがとうございました。皆様のご健康を願っています

合掌