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西方寺について

住職日記

2025年12月31日

西方寺の庭にて大きなミカンができました。

今まで初めて、今年は不思議です。

阿弥陀様に緑の葉がついて大きなミカンをお餅と一緒にお供えします。

なぜ緑の葉つきミカンでしょう。

それは

ミカンは古事記・日本書記に出てくる有名なお話し。

第11代垂仁天皇時代、天皇は渡来系のタジマモリに命じて、常世(とこよ)にある不老不死の果実である橘(たちばな)」(ミカン)を探させた。

タジマモリは苦労の末、実を見つけて帰国したが、天皇はすでに崩御されていたというお話し。この話は中国の薬を徐福に求めさせた話と似ている。

ミカンが不老不死の実に例えられるのは、それまでに日本にはなかった不思議な香りを持つ果実だったからでしょう。ミカンの皮をむくと、意識が鮮明に刺激されるような香りを放つ、古代人は不思議な作用をミカンに覚えたのでしょう。

お正月 年の初めに命のありがたさを感じ、又、限りある人生の中で、不老不死を求めたのでしょう。緑の葉がつく実。緑の葉は常緑樹。松や槇などそこに冬に葉が落ちない、若さとエネルギーに限りない命の尊さを見たのでしょう。だから お正月に松をいけたら、ミカンを供えて、不老不死を願う習慣があります。

 


12月28日 西方寺役員様により、お正月の準備、清掃をしていただきました。

本堂の畳、窓、内陣などきれいになりました。

1月1日から3日まで どうぞお参りにお越しください。

1日13時~14時 元旦のお勤め

参拝者には記念の念珠・お祝い箸、子供さんにはかわいいお菓子。

竹林を見ながら写経。小学生から大人まで参加の写経。

阿弥陀様に手を合わせて、生かされているこの命・愛しき人からいただいた命。

限りなき命をいただいていることに感謝しましょう


香芝市の西方寺からは遠方、五條の地から96歳の高齢の父(T)と娘さんが

西方寺にお参りに来られ、「いつもお世話になりありがとうございます」と

阿弥陀様にお供え物を持参されました。

Tさんとは数年前にご縁をいただき、その時の法要の対応がよかったとのことです。

私は特別なことをしたわけではなく、普段通りに法要を実施しましたが。

Tさん 「初めてお坊さんらしいお坊さんにあった」と話されました。

「よきお寺に恵まれた。愛しき亡くなった人も喜んでいる」

私にとっては自然な姿での法要なり、お出会いでした。

今回も高齢のTさんが運転され、季節の名産を届けていただきました。

毎年、欠かさずに名産を持参されます。

本当に頭が下がる思いです。

阿弥陀様に静かに手を合わされていました。

自分の事しか考えず、すぐに我欲を出す人がいる中で、

心ひろく、穏やか心をもって、生活され、仏まさに手を合わせられている姿に、

私こそ感謝の気持ちをもたせていただきました。

西方寺から五條の自宅まで約35キロの距離、

96歳の高齢者が運転して帰られます。

無事の帰路の安全と西方寺へのお礼をかねて、

Tと娘様の手を包み込み、挨拶をして見送りしました。

お互いの温かい手のぬくもりに布施の心が伝わったように思いました。

1時間後、無事に帰宅したとの電話をとどきました。

ありがたいご縁の出逢いでした。