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西方寺について

住職日記

2015年10月12日

稲が実り、もうすぐ稲刈りが始まろうとする季節、秋祭りが行われました。

門前の駐車場から衣姿で下りた時、「だんじり」を引くために神社に行こうとした見知ら

ない女子小学生が私に笑顔で「こんにちわ」と元気に挨拶をしてくれた。

僧侶の姿をしているとはいえ、知らない人ににこやかに挨拶をしてくれるとは驚きで

あり、何と心が豊かな子供なのか、感心しました。

無財の七施、布施行の「心施・和顔悦色施」ではないでしょうか。

子供はやっぱり仏の子ですね。

年に1回の秋祭り、子供たちの鐘・太鼓に合わせて、小学生の大勢の引手によって

「だんじり」が村の中を巡行して、秋の豊作の感謝、五穀豊穣を願いました。

子供たちの威勢のいい掛け声が村中に響きました。

普段は静かな村も、今日は子供たちの元気な声で生き物のようです。

夜、近所の村では豊作の感謝の気持ちから夜空の花火が打ち上げられました。

涼しくなった秋の夜空に綺麗な花火が打ち上げられ、

子供も大人も「うわー・きれい」大声をあげていました。

夜店も数店出店し、お祭りを楽しみました。

花火が終了後、人けがなくなった会場に行くと、たこ焼きの店が片づけを始めようとしていたので、

今日一日のお祭りの様子を聞いていたら、若い店主が「残り物が余っているので、

これ無償でどうぞ」と温かいたこ焼きを差し出してくれた。

私は花火見学のためにお金を持ってないと断ったが、

非常にさわやかな表情で私に温かいたこ焼きを手渡してくれた。

布施行「身施・言辞施」ではないでしょうか。

「陽ちゃんのたこ焼き」かしはらからやってきたと話してくれました。

「良かったら、来年は来て、買っていただければいいですよ」と、

にこやかな表情をしながら、いい香りのするたこ焼きを差し出されました。

小さな女の子の挨拶・若い店主のたこ焼き、温かいたこ焼きを久しぶりに食べながら、

人の温かさに触れた秋の1日であった。

来年はぜひ 「陽ちゃんのたこ焼き」店に行って

「頂いたたこやきおいしかったよ」と伝えよう。

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春分・秋分の日、太陽は真東からのぼり真西に沈む。

その太陽の沈む遥か彼方に仏国土があると善導ほ述べ、愛しき人を想う。

その日 太陽は二上山の雄岳と雌岳の間に沈む。

古来より人々はその夕陽の美しさに、お浄土を願っていた。

今年も多くの人がその風景を見ようと集まってきたが、あいにくの曇り空によって綺麗な夕日は拝むことができなかった。

しかし、太陽が沈み、刻刻と西の空が染まっていく風景.

親鸞・空海・日蓮・法然・そして聖徳太子も二上山の夕焼けを見て、遥かお浄土に思いをかけたと思えば、今まさに時間がつながっているかもしれない。

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2015年9月14日

仏教婦人会ではダーナ募金活動をしています。

西方寺では募金活動と共にその日ダーナとして皆様によって本堂のお掃除をしてもらっています。

本堂内の畳、正面の格子、内陣の床、内陣の磨きもの、など心をこめて綺麗にしていただきました。

彼岸を迎えるにあたって本堂も、心も綺麗になりました。

境内の華も初秋を思わせる華が咲いています。

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