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西方寺について

住職日記

2021年7月10日

せみの羽化

境内の菩提樹、梅雨の雨が降りしきる中、午後8時、

今年もセミの幼虫からの羽化が始まりました。

毎年 約50匹の羽化が行われ、成虫として飛び立っていきます。

夏の間に枯れ木に産卵、1年後に地上に降りて土を掘って潜り込みます。

アブラゼミやクマゼミは土のなかでは3~5年過ごします。

セミの幼虫から成虫への羽化、1週間の命

セミの幼虫は土の中で捕食者によって食べられたり、地上に出てきても

鳥に食べられたりします。

成虫になることはできるのは地中にいる幼虫のごくわずかです。

土の中での世界、羽化してもセミの成虫になることができるのはごくわずか、

幸運はセミの個体、成虫です。

セミの声、精一杯の声を出して生きています。

セミの尊い命です。