境内の菩提樹、梅雨の雨が降りしきる中、午後8時、
今年もセミの幼虫からの羽化が始まりました。
毎年 約50匹の羽化が行われ、成虫として飛び立っていきます。
夏の間に枯れ木に産卵、1年後に地上に降りて土を掘って潜り込みます。
アブラゼミやクマゼミは土のなかでは3~5年過ごします。
セミの幼虫から成虫への羽化、1週間の命
セミの幼虫は土の中で捕食者によって食べられたり、地上に出てきても
鳥に食べられたりします。
成虫になることはできるのは地中にいる幼虫のごくわずかです。
土の中での世界、羽化してもセミの成虫になることができるのはごくわずか、
幸運はセミの個体、成虫です。
セミの声、精一杯の声を出して生きています。
セミの尊い命です。