梅雨のような雨の中、今年も前住職が育ててきた白蓮・紅蓮が開花しました。
4月初めに蓮の株分けをし、新しい土をいれ、蓮がようやく咲きました。
昨年より約10日あまり遅いです。
一鉢、一鉢の蓮は父が育てた蓮が毎年、きれいな華を咲かせています。
約80年余り、蓮の命が繋がっています。
早朝に蕾から花が咲き、午後には閉じます。2日目、華が咲きます。
昨日よりは大きい華が開きます。午後に閉じて蕾のようになります。
3日目また昨日より大きく華が開きます。午後に閉じます。
4日目閉じていた花が大きく咲きます。しかし、午後、その花が閉じることがなく
花弁が散っていくます。
蓮の華の命は約4日です。きれいに閉じることなく花弁が散っていきます。
そのあとに 蓮の種子が残ります。
華が散った後も、毎日 水が枯れないように鉢に水を入れていきます。
そして、また、来年の春に株分けをして、新しい蓮の華の開花を待ちます。
御浄土を再現している蓮の華。泥水の水の中だからこそ、きれいな花が咲くと言われています。
欲にまみれた世の中にいる私、欲を捨て去るさることができない私。
だからこそ、阿弥陀様のお救いの中にいる私。
今年もきれいな華を咲かせてくれてありがとう。
蓮の華の中にこそ、亡くなった父・母・祖父・祖母・ご縁の方の思いがあるように思います
南無阿弥陀仏 合掌